14名の参加。大阪から広島から、そして初参加者も。今回のプレイバックシアター(PT)研究会は、
第5回中部キャリアカウンセリング研究大会の翌日6月29日に開催。年間テーマに基づき、「橋本クニちゃんによる聴くこと、グループを観ること」をテーマに行いました。前日に引き続き「くにちゃん(※)」こと橋本久仁彦さんのリードにより、初めての方にも参加しやすいようにわかりやすく楽しくすすめられました。
今回は、中部キャリアカウンセリング研究大会でファシリテータをつとめてくれた大阪・広島等のメンバーや、当NPOから初の参加者もあり、全体で14名の参加となりました。お互いをニックネームで呼び合い、初顔合わせの緊張感の中にもなごやかな雰囲気でスタートしました。
(※プレイバックシアターでは、常日ごろの「役割」から自由になる意味も込めて、 お互いをニックネームで呼びあうのです。)
初めてのメンバーにも分かりやすいよう、PTの基盤を大切にその本質にふれるワークショップ。ウォーミングアップのあと、「動く彫刻(語り手の想い・感情を数人のアクターが彫刻のようにポーズをとって表現)」やストーリー(語り手の話をアクターとミュージシャンで即興ドラマとして演じる)」を行いました。
プレイバックシアターの不思議な魅力プレイバックシアターは即興劇です。 アクターの動きも、ミュージシャンの奏でる音色もその場限り。一度しか起こらない「偶然」です。 しかし、その偶然には意味がありとても奥深いもの。
テラーがその人自身のストーリーを語ることをきっかけに、アクター、ミュージシャン、そして観客が、笑いも涙も共有する……。
一人ひとりの背景にはそれぞれの大切な体験と人生があるのだなあと毎回しみじみ実感します。
説明を聞いただけでは「難しい!」「さっぱりわからない(?)」と思われがちですが、体を動かしていくうちにじわじわと実感してゆくのがプレイバックシアターのおもしろいところ。(感じることが大切なんです。)
そして自分自身の「ストーリー」を実際にアクターたちに演じてもらうのもPTを「感 じる」のには効果的。最後は初参加メンバーのストーリーを演じることで締めくくられました。
PTの基盤・本質を振り返る今回の研究会は、メンバーひとり一人の存在の重要性を感じる場ともなりました。
私たち名古屋プレイバックシアターがここに存在するのも「たくさんの人によって支えられているからこそ」と感じた一日。
参加されたみなさま♪ありがとうございました。
さて、7月は、いよいよスクール・オブ・プレイバックシアター日本校校長 宗像佳代さんの コアトレーニングです。これまた、楽しみですね。きっと、さならるステップアップ につながると思います。
みなさま、ふるってご参加ください。(
詳しくはHPの案内をご覧ください♪)
以上第8回プレイバックシアター研究会のご報告でした。
参考プレイバックについて、より詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
『プレイバックシアター入門』宗像佳代著
〜上記より一部抜粋
創始者ジョナサン・フォックスがかかげる「プレイバックシアターの価値観」については
1)だれもが創造的なアクターである。
2)ふつうの人が語る言葉に英知が宿る。
3)肯定的な一体感が社会を変容する。
4)だれもが貴重なストーリーをもっている。
5)非日常・芸術が平和と喜びをもたらす。
また、
「プレイバックを演じるための不可欠なスキル−スリーサークル−」については
1)アーティストとしての「芸術性」
2)観客をもてなすホストとしての社会性
3)儀式を執り行うシャーマンとしての「リチュアル」
とあります。
(プレイバックシアター研究会リーダー:筒井昭仁)
posted by NPO法人キャリアデザインフォーラム at 19:23
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プレイバックシアター研究会
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